マーティン・ワトソン(Martin Whatson)「Zero Tolerance」

「Zero Tolerance」は28色のシルクスクリーンと、マーティン・ワトソン自身によるスプレーペイントで仕上げられています。シルクスクリーンは1回に1色しか刷れませんので、28色使いと言う事は28回もの印刷行程が繰り返されています。

 

シルクスクリーン(印刷技法)は、1色刷り終えるごとにインクを乾かす時間が必要になるので、この作品にはかなりの時間が費やされたと推測できます。

最近の傾向として、グラフィティアートのエディション作品にもジグレープリントを用いることが主流になりつつありますが、マーティン・ワトソンのようなカラフルなタギングをグラフィティらしく再現するにはジグレープリントでは難しいだろうと想像します。味がなくなる。

なので、実際に作品を手にとって、シルクスクリーンじゃなきゃダメだってところを確認していただきたいです。

油絵を複数枚 再現したり、グラデーション、ぼやかした様な表現、写実的な表現などにはシルクスクリーンよりジグレープリントの方が向いています。

再現したい絵の特質によって、シルクスクリーンとジグレープリントを上手く使い分けるといいのですが、最近はコストや手間の問題を考えてジグレープリントを選ぶアーティストもいるので、その辺りに注目してみるのも面白いと思います。
印刷の手法で全く作品の仕上がりが変わるので、シルクスクリーンとジグレーの使い分けは、アーティストの心意気(一流と二流)を見分ける試金石にしても良いと思います。

 

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マーティン・ワトソン「Zero Tolerance」

 

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