ザクっ!
先の、記念撮影からくる興奮のあまり、半ば、放心状態でポーッとしながら暗闇の中を歩いて行くと、、、
「ザク、ザク…」
砂漠で、砂に足を取られるような感覚、と共に
目を先にやると、ドライアイスのような、白い煙でモクモクモクと砂埃。
パパラッチのシャッター音と、鳥達の鳴き声が重なり、より悲しげで。。。
シンデレラの背中のリボンの先をつまんでるあの鳥達はたしか、、、
シンデレラのDVDを見た事がある人なら、ピンっと来るはず…!
横転した馬車から、投げ出されるシンデレラ。。。
暗闇の中から、カボチャの馬車がクラッシュしたこの風景を半円で囲むように歩いて進んだのですが、わずか数秒の短い間に、いろんなキーワードが頭に浮かびました。
「ダイアナ妃、車、事故、イギリス、王室、幸せ、いとも簡単にすり抜けて行く、悲観、バンクシー・・・」
次の瞬間、自分の中の悲哀の感情とリンクし、どこか思い悩むでも無く、憂鬱な気持ちになりながら出口へ向かいました。
出口では、入り口で撮影した写真について何かスタッフが言ってましたが、
思いのほか、この作品に感情を揺さぶられ、正直、何が起こったのか、何を話しかけられたか、覚えていません。
シンデレラ城を出たところ。